Bean (=カカオ豆) からBar (=板チョコレート) までを工房内で一貫して製造する手法をBean to Barと呼んでいます。
カカオ豆は本来、産地や発酵、焙煎度合などによって味に差が出る、ワインや珈琲の様に奥の深い食べ物です。カカオ豆と砂糖のみからなるショコラ房のBean to Barチョコレートは、爽やかな酸味があったり、赤ワインのような渋みがあったり、甘酸っぱい果実感があったりと、カカオ本来の風味を味わうことができます。
個性を損なうことなく作り上げられたチョコレートやチョコレート菓子をお楽しみください。

世界各地のカカオ豆を使用

カカオ豆は、赤道から上下20度程のカカオベルト帯と呼ばれる高温多湿な地域で育ちます。
ショコラ房では、ベトナムやハイチ、ガーナなど、世界各地のカカオ豆を使用しています。
カカオ豆の発酵・乾燥

収穫されたカカオ豆は現地で発酵させて、乾燥させた状態で日本に輸入されてきます。
発酵により多くのポリフェノールが生成されたり、豊かな香りが醸成されたりします。
焙煎・殻剥き

工房内で丁寧に選別したカカオ豆を焙煎し、風味を調整します。
焙煎後のカカオ豆は、メンバー皆で丁寧に殻と胚芽を取り除き、カカオニブにします。
コンチング

カカオニブを長時間すり潰すことで、カカオバターが流出し、トロトロのチョコレート状になります。
ここに、きび砂糖やグラニュー糖などの砂糖を加えることで、Bean to Barチョコレートが出来上がります。
製品へ

およそ1週間かけて製造されたチョコレートは、そのまま板チョコレートとして形成されたり、クッキーやブラウニー、生チョコやドリンクに加工されたりして、お客様のもとへ届けられます。